©Tian Khee Siong

日英両国でデザイン教育に携わりインクルーシブデザインの領域で多くの実績をあげてきたジュリア・カセム氏が、2024年6月16日に逝去した。

彼女は1984年から99年までジャパンタイムズのアートコラムニストを勤めたのち、2000年から2014年までロイヤル・カレッジ・オブ・アート「ヘレン・ハムリン研究センター」で、影響力のあるワークショップや教育プログラムを多数企画・運営。2014年には、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Labの立ち上げに特任教授として就任し、同ラボの創設に大きく貢献した。
また2010年には英デザインウィーク誌の「デザインの世界に最も影響を与えた50人」にも選出されるなど、インクルーシブデザインの世界的権威として数々のデザイナーや教育者の育成に携わってきた。

カセム氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

なお葬儀は以下の日程で行われるとのこと。