廃棄衣類のリサイクルボードを用いた
五十嵐久枝デザインのユニット家具「PANECO® BOX」

廃棄される衣類繊維を原料とした繊維リサイクルボード「PANECO®(パネコ)」を用いた、100%再リサイクルが可能なユニット家具「PANECO® BOX シリーズ」が登場。同ブランドのオンラインストアにて販売を開始した。

ファッション業界における廃棄物は世界で年間約9,200万トンと推測され、そのうち約82%は埋め立て処分か焼却処分されている。こうした深刻な社会問題にデザインの視点からアプローチし、アップサイクルしたのが「PANECO®」だ。

天然繊維・化学繊維・混紡繊維といった、さまざまな繊維製品の素材を分別することなく混合し、高い繊維含有率により独特の表情をもつ。素材や建材、内装材として利用可能で、再度「PANECO®」へのリサイクルもできる。

今回登場した「PANECO® BOX シリーズ」は、インテリアデザイナーの五十嵐久枝がデザインを担当。廃棄衣類繊維90%を実現した「PANECO® board S」を用いた、「Cube」、「Open」、「House」の3タイプを展開する。

PANECO® BOX・Cube 330

PANECO® BOX・Cube 400

PANECO® BOX・Cube 400 double

PANECO® BOX・Open -Light-

PANECO® BOX・House -Middle-

カラーはライト・ミドル・ダークの3色を用意。組み合わせにより、スツールやローテーブルなど、さまざまな使い方が可能。長く使いつづけることで経年変化も楽しめる。End

五十嵐久枝