©Hiroaki Doi

グラフィックアーティスト・アートディレクターの土井宏明は、初の個展「OFF WORLD　土井宏明展」を、東京・神保町のQUIET GALLERYにて2024年７月14日（日）まで開催中である。

©Hiroaki Doi

1967年千葉県生まれの土井は、書籍の装丁や音楽のジャケットから、パッケージデザイン、商業施設や病院のグラフィック、サイン計画に至るまで、幅広いデザインやアートディレクションを行っている。また、アメリカの作家 フィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか？」（ハヤカワ書房刊、映画「ブレードランナー」原作）の装幀を手がけたことでも知られる。

今回は、黒を背景に印象的なグラフィックをあしらった作品をはじめ、シルクスクリーンプリント、カラーやプリント素材の組み合わせを変更・再構築した作品など、ディックのSFシリーズの装幀イメージアートを軸に46点を展示。グラフィックをアルミ板やホログラムシートにプリントし、ディックが描いた近未来SFの世界観との融合を目指した新作も披露する。

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土井宏明　©Hiroaki Doi