スポーツファンを盛り上げる「紋章」をイメージした
パリ2024のピクトグラム

アーチェリー

オリンピック・パラリンピックにおいて、各競技や各種目を表現するのに欠かせないのが、1964年の東京大会で初登場したピクトグラムである。フランス・パリを舞台に2024年7月26日(金)より行われる今大会では、誇りや価値、多様性を象徴することを目指して、両大会を合わせて62種類の新たなピクトグラムを生み出した。

今回は、これまでの両大会のピクトグラムのコンセプトを受け継ぎながらも、単なる視覚的なイメージとするのではなく、競技の用具や会場をあしらった、スポーツを愛する人々にとっての「紋章」となるものとした。フランスらしいエレガンスを落とし込んだシンメトリーを特徴としており、そのデザインはパリの街を覆う石畳を想起させる。

陸上競技

車いすバスケットボール

カヌー選手で同大会組織員会会長のトニー・エスタンゲ(Tony Estanguet)は、「ピクトグラムは結束を促す象徴でもあります。選手であれば、ピンやTシャツという形で自身の競技のピクトグラムを身に付けることに誇りを感じるでしょう」と語る。これらをサポーターやファンとピクトグラムを共有すれば、競技は一層盛り上がるはずだ。

また、今大会では、8つのピクトグラムをオリンピックとパラリンピックで共通して使用する。それは、両大会には分け隔てがないことの象徴でもある。End

バレーボール

パラ水泳

サーフィン