想像上の動物の「生命の誕生」をテーマにした
LOM BABYのバイオアート「龍肉」

龍肉

東京・渋谷を拠点とするクリエイティブ集団 Transeedsが主宰する社会実験アートプロジェクト「LOM BABY」は、東京・六本木の国立新美術館で2024年8月24日(土)に「生命の誕生」をテーマにした作品の展示を行う。バイオアート「龍肉」は、想像上の動物である「龍」をDNA合成によってこの世界に誕生させる試みである。

同アートプロジェクトはアーティスト・エンジニア・学者たちのグループで構成され、最先端技術を駆使し、人工生命体の開発を行っている。今年5月には東京・銀座で大規模個展「LOM BABY_PLUS ULTRA」を開催し、その試みを紹介した。

同展を経て、今夏に国立新美術館で初公開される新作「龍肉」では、さまざまな伝承に基づいて、龍を構成すると考えられる動物や細菌のDNAを合成。これにより「龍のDNA」をつくり出し、そのDNAを用いて生成される「龍の肉」を披露する。

Frozen embryo

そのほか、LOM BABYの主題である「データに愛を持つのか」を探求する作品も公開。人工細胞にブロックチェーンを移植し、「人類の感じる生命の在りか」を探求する。また、4組のデジタル・バイオアーティストや生物学者が集結し、「ヒトの糸」「細胞リング」「電気ネズミ」「発光する服」などの作品も発表。鑑賞者は、人類未踏の試みを体験することになるだろう。End

LOM BABY 展覧会

日程
2024年8月24日(土)
会場
国立新美術館 3階 講堂(東京都港区六本木7丁目22-2)
詳細
https://transeeds.com/news/龍肉/

先行イベント

日程
2024年6月28日(金) 17:00~22:00(予定)
会場
TRUNK(HOTEL) CAT STREET
(東京都渋谷区神宮前5丁目31)