中川政七商店と柴田文江が共同開発した
手しごとを楽しむ「琺瑯容器」と「漬物石」

中川政七商店は、プロダクトデザイナー 柴田文江と共同開発した、梅干しや漬物などの自家製保存食を自宅で楽しむための琺瑯容器と漬物石を、2024年6月5日(水)より中川政七商店オンラインショップおよび全国の直営店で発売する。

このほど、飲食による健康被害を防止するための法律「食品衛生法」が改正され、2024年6月1日(土)より梅干しや漬物の製造販売には、高い衛生基準をクリアした設備と営業許可が必要となった。そのため、小規模事業者による家庭的な梅干しの製造・出荷の減少が予想されている。その一方で、「梅しごと」として、初夏に自宅で梅干しなどを手づくりする人も増加している。

こうした「自分で漬ける派」ためのアイテム「琺瑯の手しごと容器」は、梅干しや味噌づくり、漬物などに使える保存容器である。角に大きくカーブを付けることで、洗いやすく、中身が混ぜやすい形に仕上げた。本体には食品の保存に適した琺瑯を使い、温かみのある木蓋と中蓋となる密封しやすいシール蓋が付属する。

琺瑯の手しごと容器

同容器に合わせてつくった「押し蓋を兼ねる漬物石」は、有田焼製で丸みのあるやさしくあたたかな佇まいが特徴。本体と合わせることで、押し蓋の役割も果たす。重さを足したいときは、漬物石同士のスタッキングも可能である。

押し蓋を兼ねる漬物石

自家製保存食は、長時間の熟成と小まめな手入れが必要であり、忘れないようにいつでも目につく場所に置きたいもの。和洋を問わずどんな台所にも馴染むデザインの容器により、手しごとの楽しみが増すだろう。End