東京・銀座にヘッドスパサロン「Kläre」がオープン
SPREADがクリエイティブディレクションを担当

ヘッドスパサロン「Kläre」 Photos by Ooki Jingu

東京・銀座にて、上質なヘッドスキンケア体験を提供するヘッドスパサロン「Kläre(クレーレ)」が2024年5月27日(月)にオープンした。

同店のクリエイティブディレクションおよびブランディングデザインを手掛けたのは、クリエイティブユニット SPREAD。「Kläre」は、ドイツ語で「澄みきっていること」を意味する。「澄んで満ちる、頭と心」をコンセプトとし、同国の自然豊かな山岳地帯「シュバルツバルト=黒い森」をメインビジュアルに採用した。SPREADはこの地に滞在してリサーチを行い、深い森の緑色や霧の風景、採取される鉱物の澄んだ青色にインスパイアされたオリジナルのカラーパレットを制作した。

ロゴデザインは一通ずつしたためる手紙をイメージして、中世後期の筆記体に基づいたドイツ語の古い手書き書体「Kurrentschrift(クレントシュリフト)」をベースに開発。ブランドのボトルには深い青緑を用いて、「黒い森」の生命力と澄み切った空気を表現した。ブランドブックやウェブサイトは、カラーパレットを基調とした黒い森の映像や写真で構成されている。

サロンの空間を手がけたのは、建築家の岡田哲史。「黒い森」を抽象化した異空間を表現し、グリーンを基調とした趣の異なる3つの部屋が設けられた。空間には、じゅうたんブランド「山形緞通」や金箔メーカー「箔一」などの厳選したプロダクトや素材が使用されている。

エントランスには、新潟市のADA LABによるパルダリウム(インドアグリーン)を設置して「黒い森」を表現。美しいガラスのなかには、苔や地衣類を中心とした25種類以上の植物を配置し、微生物との共生環境によって自然の循環を再現している。

また、ベルリンを拠点とする香りのデザインスタジオ STUDIO AOIROが、オリジナルのフレグランス「GLASBACH(グラースバッハ)」を制作。黒い森に見られるドイツトウヒやもみを軸に、深く呼吸をすると心も体も軽くなるような香りで空間が包み込まれた。End

Kläre(クレーレ)

オープン日
2024年5月27日(月)
住所
東京都中央区銀座5-5-1 銀座5thビル7F
営業時間
10:00~21:00(不定休)
詳細
https://www.klare.jp/