陶磁器と異素材を掛け合わせた
ニッコーの食器シリーズ「Material Waves™」

石川県白山市の食器メーカー ニッコーは、同社が展開する陶磁器「NIKKO FINE BONE CHINA(ファインボーンチャイナ)」に異素材を掛け合わせるプロジェクト「Material Waves™(マテリアルウェイブス)」をスタート。第1弾と第2弾の商品として、2シリーズの食器を2024年5月23日(木)より公式オンラインストアと東京都渋谷区の直営店で発売開始した。

同プロジェクトは、「素材と向き合ってきた者同士が、技術や知識を共有しあうことで、今までになかったプロダクトや新しい価値観を創出できるのではないか」という思いから始動した。陶磁器や竹、金属、ガラス、木など、あらゆる物質がもつとされる波動(物質波)を組み合わせ、工芸や工業製品の垣根を超えて各地の産業や職人の手技・伝統を守っていくことを目指している。

「輪光」

第1弾では、石川県金沢市を拠点に活動する竹工芸作家の榎本千冬とのコラボレーションから、直径27㎝と30㎝のプレート「輪光」が誕生。竹工芸の技法「輪弧(りんこ)編み」の繊細で美しい網目がもたらす光と影のコントラストと、NIKKO FINE BONE CHINAの透明感が特徴である。使用される福岡県産の真竹は、しなやかさと強靭さを兼ね備え、軽くて丈夫。水にも強く、汚れた場合でも水洗いして乾燥させると長く使用できる。

「錫白」

第2弾の「錫白」では、富山県高岡市の鋳物メーカー 能作による錫とNIKKO FINE BONE CHINAを掛け合わせ、欠けてしまうことが多い皿のフチを金属で覆う新しい技法を確立。強度を高めると同時に、美しい仕上がりを実現した。プレートのサイズは直径27㎝のみで、フチ部分は金箔・銅箔・錫箔の3種類を用意している。End