世の中の「ルール」をデザインする
書籍「ルール?本」が登場

私たちは日常生活において、法律や規則、マナー、習慣、自然法則など、さまざまなルールに囲まれて生きている。そのようなルールは、一般的には私たちを縛るものだと思われがちだ。しかし、そこにデザインを加えることでルールに対する見方を変えたり、ルールをデザインすることで物事や社会に働きかけたりできるのではないか。

こうした日常のさまざまな場面で遭遇するルールの存在や影響を取り上げ、「つくる」「使う」「見直す」「更新する」という4つの活動のサイクルを通して、私たちの社会のアップデートを導く書籍「ルール?本 創造的に生きるためのデザイン」が2024年5月18日(土)に発売される。

同書は、2021年に東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで行われた企画展「ルール?展」を書籍化したものである。オンライン予約が取れない展覧会として話題となり、TikTokやInstagramでZ世代の若者たちに人気を博したことでも記憶に新しい。

今回は、展覧会ディレクターの菅 俊一(コグニティブデザイナー)、田中みゆき(キュレーター/プロデューサー)、水野 祐(法律家/弁護士)による「ルール」についてさらに深掘りした全編書き下ろしのテキストと座談会を掲載。宇野重規(政治哲学者)、清水晶子(フェミニズム/クィア理論研究者)、小田原のどか(彫刻家/評論家)、細馬宏通(人間行動学者)、会田大也(ミュージアム・エデュケーター)、木ノ戸昌幸(元NPO法人スウィング理事長)といった執筆者の寄稿なども収録される。

ままならない現実と折り合いをつけながら、一人ひとりが自由に生きていくためには、私たちが身の回りにあるルールと創造的に付き合うことが必要である。同書を通じて、ルールに満ちた日常をデザインするための多様な実践例を知ることができる。End

ルール?本 創造的に生きるためのデザイン

出版社
フィルムアート社
発売日
2024年5月18日(土)
著者
菅俊一/田中みゆき/水野祐
価格
2,400円+税
頁数
320頁(四六判変形・並製)
装丁
UMA/design farm(原田祐馬・山副佳祐)
詳細
https://www.amazon.co.jp/dp/4845921448