富山県南砺市の新施設「PLAY EARTH PARK NATURING FOREST」
ガーデンデザイナーと建築家が決定

NATURING GARDEN

スポーツアパレルメーカーのゴールドウインは、同社創業の地である富山県で開業を進めるプロジェクト「GOLDWIN PLAY EARTH PARK事業構想」について、新たにプロジェクトに参画するガーデンデザイナーおよび建築家を発表した。

創業70周年の2020年にスタートした同プロジェクトは、コンセプト「PLAY EARTH(プレイアース・地球と遊ぶ)」を掲げ、スポーツの可能性を拡張しながら、美しい自然とともに人間らしくある未来を構築することを目指している。

2023年4月には、富山県小矢部市にて株式会社PLAY EARTH PARKを設立。2027年夏に南砺市に新施設「PLAY EARTH PARK NATURING FOREST(ネイチャリング フォレスト)」をオープンする。「Naturing」とは、「人と社会の営みを自然化する」ことを意味している。

施設全体のランドスケープデザインは、北海道清水町の庭園「十勝千年の森」を手がけたことでも知られる、イギリスのガーデンデザイナー ダン・ピアソンが率いるDan Pearson Studioと、札幌市に拠点を置く高野ランドスケーププランニングが共同で担当。開発予定地にて計画される複数の施設全体の建築計画を取りまとめるマスターアーキテクトには、新素材研究所の榊田倫之が選ばれた。

Dan Pearson(ダン・ピアソン)

新素材研究所 榊田倫之

プロジェクトでは、さまざまな文化資源が残る南砺市の中心部・桜ヶ池周辺エリアを拠点として、自然とともにある時間を楽しめる場所「NATURING GARDEN(ネイチャリング ガーデン)」や、これと隣接する、自然との遊びに没頭できるキャンプサイトを設置するほか、野菜を中心に栽培する農園や、収穫したものを提供する施設内のレストランを開設。さらに、自然のなかで日常的に楽しく運動ができる「NATURING GYM(ネイチャリング ジム)」、子どもとともに文化を育む場所「NATURING MUSEUM(ネイチャリング ミュージアム)」といった施設も整備する予定だ。

CAMP SITE

NATURING MUSEUM

NATURING GYM

南砺市は、民藝運動の創始者 柳 宗悦が名づけた「土徳(どとく)」と呼ばれる精神風土が根付く町である。「PLAY EARTH PARK NATURING FOREST」は、富山の文化に触れ、地域の美しい自然の営みを享受しながら楽しめる新たな自然体験施設となるだろう。End