ナイキ エアの無限の可能性を追求した
13人のアスリートによるコンセプトフットウェア

ナイキは、ランニング、フットボール、バスケットボール、テニスで世界的に活躍する13人のアスリートと新プロジェクト「A.I.R.(Athlete Imagined Revolution)」を立ち上げ、13種のコンセプトフットウェアを開発した。ナイキのスタッフがアスリートたちとともにチームを結成し、最先端のデザインツールを駆使しながら、想像力豊かに未来のプロダクトを構想。ナイキを象徴する革新的な技術「ナイキ エア」を中心に据えることだけをルールとし、エアの新しい可能性を感じさせるコレクションをつくり上げた。

ディーデ・デ・グロート(車いすテニス):車いすに乗ったままでもを楽に着脱できるシューズ。

鄭欽文(テニス):コイル状のエアユニットが蛇のように前足と中足部分に巻き付く。

フェイス・キピエゴン(陸上):天候の急変にも力を発揮し、凹凸の大きなアウトソールは悪天候でも泥が落ちやすいデザイン。

プロジェクトのプロセスはふたつのフェーズで構成。フェーズ1の「情報を得てインスパイアする」では、最高のパフォーマンスを発揮するためのデザインについて、各チームがアスリートの声に耳を傾け、何百ものシューズの形を検討。アスリートのイメージから得たフォルム、質感、素材感、色彩をもとにコンセプトを3つに絞り込み、デザインを磨き上げた。

フェーズ2の「想像し、構築する」では、生成AIを用いて膨らませたイメージを、伝統的な手描きスケッチのほか、没入型3Dスケッチやコンピュテーショナルデザインなど、さまざまなデザイン手法を活用して、13種のフットウェアデザインへと落とし込んだ。また、高速プロトタイピングにより、サンプルの微細な欠陥を即座に改良することも可能となった。

ライ・ベンジャミン(陸上):大きな力に対するサスペンションとして、エアを前足部とかかと部に集中させた。

ディナ・アッシャー=スミス(陸上):洗練されたハイファッションをインスピレーションに、機能性と美しさの両方を追求した。

エリウド・キプチョゲ(陸上):絞り出した樹液のようにも見える、張りのある繊維を加えたビジブルエアユニットを前足部に採用。

ナイキのチーフ イノベーション オフィサーであるジョン・ホークは、「ナイキのデザイナーがアスリートとの関係に基づいて創造できるスピードと正確さは、これまでにないものであり、驚きを感じます。そのすべてが新しいテクノロジーによって強化されており、イノベーションのスーパーサイクルが始まっています」と、同プロジェクトについて語っている。End

シャカリ・リチャードソン(陸上):足とスパイクの一体感を求める願望から着想を得て、視覚的に表現した。

エイジャ・ウィルソン(バスケットボール):左にドライブすると、シューズのアッパーにあるスリットが優雅に広がり、エアのデザインが姿を見せる。

ヴィニシウス・ジュニオール(サッカー):ブーツのスタッドは外側に傾斜しており、ドリブル時のすばやいターンやカットをサポートする。

サム・カー(サッカー):前足部全体に見られるマイクロテクスチャは、ボールコントロールをサポートするためにデザインされている。

アーリング・ハーランド(サッカー):ユニークなエアのパターンとデザインのアッパーは、コンタクトの瞬間にボールが弾み、飛ぶような足の打撃力の強さを感じさせる。

ビクター・ウェンバンヤマ(バスケットボール):薄く反発性のあるソールは、エアユニットが前足部の下からシューズの側面に延びることで足をしっかりと包み込む。

キリアン・エムバペ(サッカー):フルレングスのエアが足裏のプレートと一体化して反発性を高める。