NEWS | インテリア / プロダクト
2024.04.22 14:28
ドイツのRed Dot Design Award 2024のプロダクトデザイン部門において、イトーキの3製品が受賞した。いずれも、オフィス環境が多様化するなかで、これからの新しいワークスタイルとワークプレイスを提案したツールである。
最高位の「Best of the Best」を獲得した「vertebra03 WOOD(バーテブラゼロザンウッド)」は、木の温もりとイトーキ独自のエルゴノミクスが融合したチェア。デザインはプロダクトデザイナーの柴田文江が手がけ、背とシートはカリモク家具がクリの無垢材を切削して成形している。木材の質感を活かしつつ、作業姿勢にフィットする形状を実現、ワークスタイルや空間に合わせた色や素材のバリエーションも豊富で、洋服を選ぶようにスタイリングすることができる。
パーティション「common furniture(コモンファニチャー)」は、「普遍であること。自由であること。」をコンセプトに、成瀬・猪熊建築設計事務所がデザインしたシリーズのひとつ。オフィスや工場、研究施設で長年使われてきたプロダクトを再編集したラインアップで、パーティションは多様なフレームスタイル、パネルパターン、カラーを自由に組み合わせて、創造的な空間をデザインすることができる。
居心地のよいワークプレイスへの関心が高まるなか、「Feels(フィールス)」は「内装の木質化」を実現する突板仕上げの不燃パーティションとしてつくられた。ホワイトオークやウォールナット、スギやヒノキといった天然木を表面に使用しており、工業製品でありながら木の表情を楽しめるのが特徴。使い方や環境で経年変化していくため、オフィス空間にも味わいを生み出してくれる。