将来のデザイン分野を担う学生・若手の活動を支援する
「2024年度グッドデザイン・ニューホープ賞」応募受付中

「2024年度グッドデザイン・ニューホープ賞」キービジュアル

公益財団法人 日本デザイン振興会(JDP)は、将来のデザイン分野を担う学生・若手の活動を支援するアワード「2024年度グッドデザイン・ニューホープ賞」の応募受付を開始した。応募は2024年8月15日(木)13時まで受け付ける。

2022年度にスタートしたグッドデザイン・ニューホープ賞は、デザイナーやクリエイターを目指す各種専修専門学校・大学・大学院の学生や、卒業・修了後間もない若手クリエイターを対象としたデザイン賞である。

作品・プロジェクト・研究の審査と顕彰により、新たなクリエイティブ人材の発掘とキャリアアップを支援し、デザインを通じた新たな産業や文化の発展に寄与することを目的としている。前年度は日本全国から応募された415件のなかから、審査委員会による審査を経て最優秀賞1件、優秀賞7件を含む78件が受賞した。

2023年度 審査会風景

商品化や実現化を応募条件に含まれないので、提案や構想、研究として制作されたデザインでの応募もできる。応募カテゴリーは、「物のデザイン(製品など)」「場のデザイン(建築、施設、環境など)」 「情報のデザイン(コンテンツ、プログラム、メディア、グラフィックデザインなど)」「仕組みのデザイン(サービス、システム、取り組みなど)」という、社会を構成する4つを用意。各領域の審査は、各領域の一線で活躍するデザイナーやクリエイターが担当する。

受賞後は、企業でのインターンシップやデザイナーによるワークショップへの参加機会を含む独自のプログラムを複数回にわたり行い、キャリア支援を実施するなど、受賞者の経験・知識の蓄積や活躍の場を提供することにも力を入れている。また、弊Webマガジン「AXIS」では、昨年の受賞者へインタビューを行い、受賞のメリットやアドバイス、受賞作品について紹介する記事(前編後編)を公開する。End

2023年度 最終審査会

2024年度グッドデザイン・ニューホープ賞 応募要項

応募期間
2024年3月15日(金)~8月15日(木)13:00まで
応募資格
応募者は個人またはグループとし、2024年4月1日現在で個人またはグループの全員が日本国内の各種専修専門学校・大学・大学院に在籍しているか、2023年6月1日以降に卒業・修了した者を対象とする。いずれかに該当すれば年齢の制限はない。
複数人が共同で創作などを行ったグループによる作品等を応募する場合は、グループを構成する全員の同意が必要。
応募対象
応募作品は、応募者が独自に創作し、2019年4月以降に制作された作品で、2024年10月31日の受賞発表日に公表できるもの。
各種権利の侵害がなく、関係教育機関や企業などとの間で応募に関して支障がないことを確認できたもの。
同一年度に同一の応募者が応募できる点数は1点までとする。
応募方法
公式ウェブサイトより各種情報を登録すること。
出品料
無料
賞と賞金
最優秀賞(1点)/賞金30万円
優秀賞(7点程度)/賞金5万円
入選(点数制限なし)
※最優秀賞・優秀賞には、副賞として1受賞作品につき記念品と表彰状を贈呈。
※各賞において「該当なし」の場合あり。
※受賞発表後には受賞者が参加できる活動支援プログラムを実施。
スケジュール
一次審査会 2024年9月20日(金)※非公開
受賞発表  2024年10月31日(木)
最終審査会 2024年12月7日(土)※公開形式で開催予定
詳細
https://newhope.g-mark.org/

審査委員

審査委員長
齋藤精一(クリエイティブディレクター/パノラマティクス主宰)
審査副委員長
永山祐子(建築家/有限会社永山祐子建築設計取締役)
物のデザイン
金森聡史(デザイナー/本田技研工業株式会社クリエイティブソリューションセンター)
田子 學(アートディレクター、デザイナー/株式会社エムテド代表取締役)
玉井美由紀( CMFデザイナー、環境クリエイティブ・ディレクター/株式会社FEEL GOOD CREATION 代表取締役)
松本優子(プロダクトデザイナー/パナソニック株式会社くらしアプライアンス社)
場のデザイン
鈴野浩一(建築家/株式会社トラフ建築設計事務所共同主宰)
鷲尾有美(空間デザイナー/コクヨ株式会社、neighborGood 主宰)
情報のデザイン
浅沼 尚(デジタル監/デジタル庁)
河瀬大作( TVプロデューサー/株式会社Days 代表取締役)
仕組みのデザイン
内田友紀(都市デザイナー、リサーチャー/ YET 代表、株式会社リ・パブリックディレクター)
松坂孝紀(学校経営者/神山まるごと高等専門学校)