NEWS | プロダクト
2024.03.22 14:42
都会に住んでいても、自宅や公園などで野鳥を見かけることは意外とあるのではないか。とはいえ、個人で巣づくりを手伝ったり、巣箱を設置したりして鳥を保護するのはそれほど簡単ではない。
2021年にスタートした「BIRD ESTATE」は、鳥のために「不動産=巣箱」を提供するプロジェクトである。なかでもシジュウカラを専用の巣になっており、参加者はこの鳥を入居者とする「バード不動産」のオーナーになれる。
シジュウカラをターゲットにした理由について、BIRD ESTATEのプロデューサー 工藤洋志氏は「シジュウカラは、1年で害虫(蛾の幼虫など)を12万匹も食べてくれます。自然環境と密接な関係をもっており、私たちにとって都市緑化のひとつのバロメーターになる鳥です。オーナーになれば、シジュウカラが身近にいてくれることが、私たちにとってもありがたい事だとわかるはずです」と話す。不動産となる巣箱は、東京を拠点とするKENTA NAGAI STUDIOがデザインしたスタイリッシュなもの。警戒心の強いシジュウカラの特性を7年かけて観察し、適切なサイズなどを綿密に研究し、高さ20cm・横15cm・奥行き15cm・巣穴27.5cmの巣箱をつくり上げた。
同プロジェクトは2024年3月23日(土)、24日(日)、30日(土)、31日(日)の4日間、東京都調布市の( HOUSE )で物件の内覧・販売会を実施する。物件の販売はこの期間中のみとなり、来場は予約制。野鳥の観察を楽しむだけでなく、都会の緑化をも促す、そんな不動産物件の大家になってみてはいかがだろうか。
Tokyo Bird Estate
- 日時
- 2024年3月23日(土)、24日(日)、30日(土)、31日(日)
12:00~18:00 ※1時間ごとの交代制、各回10名までの定員制。 - 参加費
- 無料、ただし下記リンクより要予約。
- 会場
- (HOUSE)(東京都調布市深大寺北町)
- 詳細
- https://tokyobirdestate2024.peatix.com/view