「TOKYO SOCIAL DESIGN 2024 」
福祉領域におけるデザインの可能性を考える
シンポジウム&ワークショップ開催

「福祉とデザイン」というと、かけ離れているような気がするかもしれないが、いま福祉領域においてデザインが持つ手法やアウトプットのポテンシャルに注目が集まっている。
本イベントは、障害のある人たちが通う福祉事業所の現場に携わるデザイナー、コーディネーターから見えた気づきをシェアするシンポジウム、自分たちがこれから何ができるかをアウトプットするワークショップ、交流会の3つのパートで構成される。
 障害者雇用やダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)などを推進しなければいけないが現状を知らないままに何をしたらいいのか困っている企業の担当者にとっても貴重な場となりそうだ。
 気づき、学び、行動につなげるきっかけをつくる2日間。このイベントを通して社会をデザインする意識を共有し、高めていけることを期待したい。会場内では、パネリストたちが福祉事業所で手がけた一部のプロダクトがその背景となる情報と共に展示・販売される。End

HUMORABOの活動から生まれたNOZOMI PAPER。不要になった牛乳パックなどを丁寧に漉いてつくる風合いが人気だ

TOKYO SOCIAL DESIGNの加藤氏、林氏が16年前から関わりブランディングしたKOMONESTの商品。主にシルクスクリーンとパッケージデザインは、林氏が手がけた

NODDの仲西氏、寺門氏が手がけている台東区のカフェや商品。丁寧に福祉事業所のスタッフたちに寄り添いながら、トータルにブランディングしている


シブヤフォントでデザインを担当するカセム氏が、現場に入り、障害のある方のアートワークを福祉の現場スタッフが主体となってできるようにサポートしながら、素材のデザインを行う。


「すみのわ」では、障がいのある施設利用者の得意なことや、地域の工場から提供された端材を商品づくりに積極的に取り入れて活かすなど、この人この街ならではの商品の製造・販売の支援に取り組んでいる


シンポジウムでインプットした後に行われるワークショップTalkTreeWORKSHOP®。人や組織を木に見立て、木そのものに私たちの在り方や生き方を、そして、土・太陽・鳥といった木をとりまくものに私たちと社会のかかわりを見立てる。それらの循環を確かめていくことで、 ありたい自分や組織の姿をデザインする

交流会では、各パネリストが関わった福祉事業所でつくられた焼き菓子なども提供される

TOKYO SOCIAL DESIGN 2024

会期
2024年3月8日(金)、9日(土)
開催時間
3/8 13:00~17:30、3/9 10:00〜15:00 ※終了後交流会を行います
参加費
8,800円(1日)*学生割引、ペア割引、2日通しチケットあり
主催
TOKYO SOCIAL DESIGN
協力
AXISギャラリー、すみのわ、HUMORABO、NODD、FUKU・WARAI、一般社団法人TalkTree
パネリスト(3/8)
3/8ー前川亜希子(HUMORABO)、三田大介(すみのわ)、高橋 圭(FUKU・WARAI)、林よしえ(TOKYO SOCIAL DESIGN)3/9ー仲西亮平・寺門 誠(NODD)、ライラ・カセム(シブヤフォント)、坂 裕明(FUKU・WARAI)
ゲスト
3/8 山田 遊(method)、3/9 佐野恵子(AXISギャラリー)
WSファシリテーター
3/8 一般社団法人TalkTree 元木一喜 他、3/9 一般社団法人TalkTree 三宅玲子
会場
AXISギャラリー(東京都港区六本木5-17-1 4F)
申込み・詳細
Peatix