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2024.02.26 10:54
三井不動産グループのベンチャー企業「GREENCOLLAR」は、同社が手がける高品質の日本品種のクラフトぶどう「極旬」のパッケージをリニューアルした。
GREENCOLLARは、旬を極めたぶどう「極旬」を1年中世界に販売するため、北半球の日本(山梨県)と南半球のニュージーランド(ホークス・ベイ地区)という季節が真逆の2拠点でぶどうを栽培している。フルーツ王国と呼ばれる山梨県は、日本で1番日照時間が⻑い場所で言わずと知れたぶどうの名産地である。その土地で熟練の栽培技術をもって育てられた選りすぐりのクラフトぶどうが「極旬 表旬」。一方、ニュージーランドのホークス・ベイ地区は日照時間が⻑く、さらに乾燥しているため、ぶどうを育てる聖地として知られている。ぶどうにとって最高の環境で日本の熟練技術を駆使して育てられた日本品種のクラフトぶどうを「極旬 裏旬」とし、表と裏の旬をもって世界で最も旬なぶどうを提供する。
総合広告会社のTBWA HAKUHODOと共同で開発したパッケージは、三井不動産から回収した使用済み事務用紙の古紙パルプを原料の一部としたパルプモールド(紙成形品)を使用。高級感を演出するために装飾的なデザイン要素を極力省き、ピュアで上質な「極旬」の魅力を最大限に伝えるパッケージデザインを目指した。
ぶどうの形に沿った立体的で曲面的な造形をつくり出し、表面には極旬のエンボスロゴのみとするなど、グラフィックの要素を最小限に抑制。手触り感やパルプの模様、ロゴのエンボスの形状を1点ずつ異なるように仕上げて、ぶどうが一房ごとに異なる個性をもつことを表現している。
このパッケージは、都市開発を推進する三井不動産と地方で生産を行うGREENCOLLARの両社が、地方と都市を循環させる企業であることを象徴するものともなっている。