© 2024 ISSEY MIYAKE INC.

ファッションブランド HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE（オムプリッセイッセイミヤケ）は、フランス・パリのパレ・ド・トーキョー（Palais de Tokyo）で2024／25年秋冬コレクション「Immersed in the Wilds of Creativity －没入。野性溢れる創造力－」を発表した。

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今回のコレクションは、ブランドのデザインチームと、デザイナー兼アーティストであるロナン・ブルレックとのクリエイティブ・セッションから誕生。ブルレックによるドローイングを柄や模様として取り入れるだけでなく、多彩で豊かな素材集として自由に扱い、作品の世界へ飛び込んで遊ぶように創作された。

ロナン・ブルレック　Photo by Marion Berrin

ロナン・ブルレックはこのコラボレーションについて「今回、デザインチームと一緒に仕事をしたことは、特別で驚きのある経験でした。クリエイティブ・セッションをとおして、私自身の作品と彼らがつくる衣服の間に共感する部分と対照的な部分があることに気付き、さまざまな発見がありました。そんな私たちの間にある距離感と親和性が、このプロジェクトに感動とやりがいをもたらしてくれました」と語っている。

RB_DRAWING PLEATS WB

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ブルレックの代表的な作品群「Drawing」を定番のプリーツ素材に掛け合わせたシリーズ。ドローイングにある余白を衣服の形に活かし、一枚の絵画と一着の衣服の関係性を探るデザインである。プリーツ目の陰影によって、原画の持つ鮮やかで深みのある色彩と繊細な筆致を引き立てている。

RB_DRAWING SCARF

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ブルレックの作品「Drawing」に描かれた要素から着想を得たマフラーとスヌードのシリーズ。複数色の糸で編まれたアイテムは所々に穴が空き、頭や腕を通すことで様々な巻き方とつけ方が可能である。作品を身につけるだけではなく、作品そのものに潜り込むような楽しみ方ができる。

RB_DRAWING COAT

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ブルレックのドローイングを大胆に載せたコートシリーズ。軽やかなポリエステルの生地にドローイングを表現するために、色ごとに版を分けたシルクスクリーンプリントを用いた。ほかのプリント方法では表現の難しい、細やかな色の重なりによって生まれる表情が特徴で、作品そのものの躍動感が伝わるよう、シンプルでかつ遊び心のある形である。

RB_EMBROIDERY SHIRT

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自然な風合いが特徴の生地にブルレックの「Stylo-Bille」を刺繍で表現したシャツシリーズ。3種類のシャツはいずれもボールペンで描かれた元の作品が持つ、細やかで豊かな色彩とその有機的な形を最大限引き出せるようデザインされている。また、原画の輪郭から少しはみ出した部分にあえて刺繍を施すことで、刺繍が持つ表情と作品のいきいきとした印象が際立つ。

RB_ALL OVER PLEATS

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ブルレックの代表的な作品群「ALL OVER」を定番のプリーツ素材に掛け合わせたシリーズ。無数の線でまんべんなく埋め尽くされた原作は、作品を鑑賞するのではなく、それに没入する印象を与える。またドローイングを衣服に落とし込むにあたって、肩や袖、裾まわりを広げて、体に重ねてまとえるようにしているため、動くたびに揺れるその様は、まるで生き物のようである。

RB_STYLO-BILLE CUSHION COAT

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前身頃のポケットに付いたカバーにコートを入れ込むことで、クッションとして収められるアウター。ゴブラン織りによって表現されているのは、ブルレックがボールペンを用いて描いた作品「Stylo-Bille」。クッションとしては、作品の色味を原画のままで再現し、コートとして着用する際には色味が反転し、異なる配色を表す。

OVERFLOW

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「RB_ALL OVER PLEATS」で生まれた形を無地の鮮やかな色味で表現したシリーズ。同シリーズと同様、分量感のある生地を体に重ねて着用したり、広げてシルエットの動きを楽しむことはもちろん、無地（単色）ならではの力強さも特徴である。