コクヨのリサーチ&デザインラボ「ヨコク研究所」と、大阪の編集スタジオ「MUESUM（ムエスム）」、山形のデザイン&プリンティングスタジオ「吉勝制作所」によるプロジェクト「GRASP（グラスプ）」は、2024年2月10日（土）から2月18日（日）まで、東京・下北沢のn.5 下北沢でエキシビションを開催する。

ヨコク研究所がMUESUM・吉勝制作所とともに2022年春にスタートしたGRASPは、自らの身体をひらきながら、「自律協働社会」の兆しを探索するプロジェクトである。「全体を掴む」「腑に落とす」「採集する」を手がかりに、私たちが生きる世界を取り巻くさまざまな物事をまるっと鷲掴みして、「食べるように理解する」技術を実験している。

今回のエキシビションでは、「Digest The World ──世界を鷲掴みする、採集的リサーチの実験展」と題し、GRASPの研究方針や活動理念を非言語的に伝えるために制作した超短編アニメーション映画「Digest The World もうひとつの臓器」を軸に、その制作プロセスを紹介する。

Photo by Katsunobu Yoshida, Commissioned by GRASP

Photo by Katsunobu Yoshida, Commissioned by GRASP

Photo by Kohei Shikama, Commissioned by GRASP

Photos by Kohei Shikama, Commissioned by GRASP

同作品は、山形の野山や東京・品川のまちなかで採集してきた、質感、色、音、言葉、構えなどのさまざまな素材をもとに、プロジェクトメンバーが「専門性を超えて、みんなでつくる」を実践した超短編映画である。2月10日にはメンバーが参加する「副音声的ギャラリートーク」も行われる。