ファッションブランド ISSEY MIYAKEは、特別展示「On Washi －和紙によせて－」を、東京・銀座のISSEY MIYAKE GINZA 445および大阪・南船場のISSEY MIYAKE SEMBAで開催中。

ISSEY MIYAKEの服づくりは、1枚の布と身体の関係や、そこに生まれる「間」を探求することにある。その可能性を押し広げてきた素材のひとつが、古くから日本の生活文化を代表し、自然循環型の貴重な資源でもある「和紙」である。

周りの環境に反応しながら偶発的に変容していく和紙は、生命の運動を感じさせる。日本の伝統技術を取り入れながら現代の生活着を創造してきたISSEY MIYAKEにとって、和紙との対話はブランドの本質の探求に通じている。

同展では、ISSEY MIYAKE 2024年春夏コレクションの会場を手がけた美術家の田中義久と共同企画した和紙のインスタレーションをもとに、新たに製作した和紙を披露。企画の裏側を記録した映像や田中とISSEY MIYAKEのデザイナー 近藤悟史のインタビュー映像も上映されている。

ISSEY MIYAKE GINZA / 445の展示風景。