江戸東京の伝統産業と現代美術家 舘鼻則孝による
「江戸東京リシンク展」開催

金唐革紙 金唐紙研究所

江戸東京の伝統ある技や老舗の製品を世界に発信する江戸東京きらりプロジェクトは、現代美術家の舘鼻則孝をディレクターに迎えて、展覧会「江戸東京リシンク展 -旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合-」を、2024年3月1日(金)から3月10日(日)まで東京都台東区の旧岩崎邸庭園で開催する。

2021年より毎年開催している同展は、東京都の伝統産業事業者と舘鼻のコラボレーションから生まれたアート作品を展示するものである。同氏が掲げる、「日本文化の過去を見直し現代に表現する」創出プロセスである「Rethink(リシンク)」を起点として、歴史ある伝統産業の価値や魅力を新たなかたちで提案する。

今回は、江戸うちわ・江戸扇子 伊場仙、江戸刷毛・東京手植ブラシ 宇野刷毛ブラシ製作所、江戸組子 建松、新江戸染 丸久商店、和太鼓 宮本卯之助商店、東京くみひも 龍工房が出展し、金唐革紙の金唐紙研究所が特別協力として参加する。

また、会期中は関連イベントとして、江戸東京の伝統を体感できるワークショップを実施。3月2日(土)に「ゆび組紐ワークショップ」、3月3日(日)に「組子コースター作りワークショップ」、3月9日(土)に「和菓子・日本酒・酒器のトリプリングワークショップ」が行われ、申し込みは旧岩崎邸庭園のオフィシャルサイトにて2月7日(水)14時より開始される。

江戸うちわ・江戸扇子 伊場仙

江戸刷毛・東京手植ブラシ 宇野刷毛ブラシ製作所

江戸組子 建松

新江戸染 丸久商店

和太鼓 宮本卯之助商店

東京くみひも 龍工房

舘鼻則孝は同展に向けて「東京には、江戸、明治、大正、昭和、平成、令和の時代にまで続く、数多くの『老舗』が存在しています。そして、そこにはさまざまな技、文化、伝統が息づいている。そうした東京の魅力を国内外に伝えたいという想いからスタートしたのが本プロジェクトになります。今回、その活動の一環として開催される『江戸東京リシンク展』に私は、作家としてだけでなく、展覧会ディレクターとしても参画しています。これまで“Rethink” という言葉を冠した展覧会をいくつか開催してきましたが、本プロジェクトのコンセプトである“Old meets New” と“Rethink” という概念は多くの共通点を有していると考えています」とメッセージを寄せている。End

江戸東京リシンク展 -旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合-

会期
2024年3月1日(金)~3月10日(日)
時間
9:00~17:00(入園は16:30まで)
会場
重要文化財 旧岩崎邸庭園(東京都台東区池之端1-3-45)
詳細
https://edotokyokirari.jp/news/life/edotokyorethink2024/