大切な人の一部を身に着ける
細胞アクセサリー「PxCell Wear」が初公開

「PxCell Wear」(赤い部分の中心にある白い点は口内の細胞)

東京を拠点とするプロダクトブランドのPxCell(ピクセル)は、ヒトの細胞が入った細胞アクセサリー「PxCell Wear(ピクセル ウェア)」を初公開した。

リングの中には婚約者同士の細胞がそれぞれ封入されている。

ブロックチェーンを用いたデジタル証明書(展示用に紙に印刷したもの)

同社は先ごろ、東京・渋谷のアートイベント「DIG SHIBUYA 2024」で学術研究とポップカルチャーの融合を目指すクリエイティブ集団「Academimic」と共同で、「愛する人との繋がり方」をテーマに、性愛や婚姻、死別といったライフイベントにフォーカスした展示「『Culture technique of your life』-あなたの人生の培養技術-」を実施。

披露された「PxCell Wear」は、ブロックチェーン技術を用いて、大切な人の一部である細胞を、婚姻の証やお守り、形見、ファングッズとして保存したものである。大切な人の一部を身に着けるという行為や習慣は古くからあり、遠く離れていてもお互いが近くに感じられるなど、そこにはさまざまな想いが込められている。今回は、新たな婚姻の証として細胞を封入したアクセサリーを制作することで培養技術の可能性を提案した。

PxCellは、今春から今夏にかけて、「大切な誰かの一部をアクセサリーにする個人向けサービス」や「著名人などの一部をファングッズにする法人向けサービス」の展開や販売、各地での展示を予定している。End