2023年12月に東京藝術大学にて開催されたスキル・アカデミー「土という技術について考える」の模様。

エルメス財団は、中高生を対象とした春のワークショップ「スキル・アカデミー 土に学ぶ、五感で考える」を2024年3月25日（月）から3月30日（土）まで開催。1月16日（火）より参加者の募集を開始した。

2021年から開催している「スキル・アカデミー」は、自然の素材にまつわるスキル（職人技術や手わざ）の伝承、拡張、知識の共有を目指すエルメス財団プログラムのひとつである。2024年は「土」にフォーカス。今回のプログラムは、「A：足下でうごめく生態系」「B：土のうつわ」「C：食事のまえとあと」「D：いまここにある大地」「E：土で建てる」の5テーマで構成され、土の中の生物、土の料理、土器などのさまざまな角度から身近な土について深く学ぶことができる。

講師には多様な分野のプロフェッショナルが登場。「土の舞台の上で、昆虫とダンサーはどのように響き合うのか？」「縄文からエチオピアまで続く土器はどんな旅をしたか」などの魅力的なテーマや意外性のある組み合わせで10代の学生の「五感」を刺激し、今までにない感覚や思考が湧き出る仕掛けを提供する。

また、アーティストやエンジニア、研究者、職人といった異なるスキルを持った専門家たちによる、「土」にまつわるトークセッションや勉強会なども行われる。