琉球泡盛の銘柄「海乃邦」「残波」
I&CO Tokyoが海外向けのボトルデザインを監修

「海乃邦 10年」 アルコール分:43度、内容量 :750ml

東京に拠点を置くビジネス・インベンション・ファーム I&CO Tokyoは、琉球泡盛の「海乃邦」(うみのくに、沖縄県酒造協同組合製造)と「残波」(ざんぱ、比嘉酒造製造)2銘柄の新しいボトルデザインを手がけた。

日本最古の蒸留酒として知られる琉球泡盛は、手作業による一連の技術、風土や自然、気候と深く結びついた製造工程といった独自の文化と風味を受け継ぎながら、日本国内で広く愛されてきた。文化庁が琉球泡盛は日本の「伝統的酒造り」のひとつとして、日本酒や焼酎とともにユネスコの無形文化遺産に提案する一方で、日本酒やジャパニーズウイスキーのような世界的認知度を得ておらず、海外市場での販売にはまだ大きな可能性を有している。

こうした経緯から、今回は沖縄県産品の海外ブランディングパートナーを務めるI&CO Tokyoが「海乃邦」と「残波」の海外向けのボトルデザインを監修した。熟成年によって価値が高まっていく「古酒」を印象づけられるようにラベルデザインは、書体や和紙を組み合わせ、あらゆるデザイン要素が一体となって泡盛の独自性と魅力を最大限に引き立てるようにデザインされている。

「海乃邦 24年」 アルコール分:43度、内容量 :750ml

「残波 12年」 アルコール分:43度、内容量 :750ml

「残波 24年」 アルコール分:41度、内容量 :750ml

I&CO Tokyoのデザイナー 橋本明花は「今回のプロジェクトは、沖縄文化と伝統を世界に広げ、泡盛の新たな時代を切り拓いていく契機だと考えています。そして、未来に向けて泡盛が世界で愛される存在となることを期待しています」と語っている。End