広告制作会社のアマナは、オンラインによる商品パッケージの画像制作サービス「amana packeX」を開発し、2024年1月にリリースすることを発表した。

近年、多くのメーカーで幅広い商品やサービスの開発において、WEBサイトやバーチャル空間、SNSなどの多様なメディアに対応したコンテンツ制作が求められている。そのため、商品パッケージの画像管理が複雑になり、制作にかかる時間やコストの増加といった課題が生じている。

そこで開発された同サービスは、2種類のシステムを提供。「amana packeX Entry（アマナパケックスエントリー）」は、専用サイトでパッケージの形状を指定し、オンラインで版下データを入稿するだけで、プロのクリエイターに画像制作を発注できる。アップロードしたデザインデータは、展開数や商品名を入力してカートに追加するだけで制作依頼が完了。ECサイトのショッピングのように手軽に発注でき、注文履歴によるデータの一元管理も実現する。

開発段階のamana packeX Entryの画面イメージ。

もうひとつの「amana packeX Quick 3D（アマナパケックスクイック3D）」は、検討中のパッケージデザインのシミュレーションや比較検討ができる簡易画像生成システム。アートワークをアップロードするだけで任意の3Dモデルに反映され、3DCGの形状モデルに版下データをマッピングした画像が生成される。これをダウンロードすれば、提案資料などに活用することも可能。3DCG画像なので、正確な立体画像を360度で検証できる。

amana packeX Qucik 3Dの制作フローイメージ図。