ライゾマティクス、中国初の個展
「rhizomatiks_multiplex 2023」が深圳で開幕

クリエイティブチーム「ライゾマティクス」による中国初の個展「rhizomatiks_multiplex (ライゾマティクス・マルティプレックス)2023」が、深圳の海上世界文化芸術中心(Sea World Culture and Arts Center)で2024年4月7日(日)まで開催中。

2006年の設立以来、人間とテクノロジーの関係を探求してきたライゾマティクスは、世界的なアーティストや研究者とのコラボレーションなど問題提起型のプロジェクトをとおして、新たな表現の可能性を追求してきた。

Rhizomatiks × ELEVENPLAY, “multiplex”展示風景(東京都現代美術館 2021)
photo: Muryo Homma(Rhizomatiks)

同展は、深圳に拠点を置く文化芸術イニシアティブ「デザイン・ソサエティ」が主催し、2021年に東京都現代美術館で開催された展覧会に続き、キュレーターの長谷川祐子がキュレーションを担当。東京展をベースに、特別なアレンジとバージョンアップを行い、仮想空間と現実の体験をシームレスに融合させた大規模な作品を展示している。

新作としては、2023年最大のトピックとなったAIの進化を反映した作品が登場。最新テクノロジーを駆使しながら、AIが創り出すストーリーの映像化や画像化、AIによるダンスの振付・作曲を行うなど、ライゾマティクスにとって未知の領域に挑戦している。

ポストコロナの社会ではますますオンライン化が進み、グローバルなデジタル変革が行われているなかで、ライゾマティクスは数々のプロジェクトや技術的な提案を実践しながら「アーティストの新たな役割」を示そうとしている。End

rhizomatiks_multiplex 2023

会期
2023年12月10日(日)~2024年4月7日(日)
時間
月~金曜日 10:00~19:00
土・日曜日 10:00~21:00
※最終入場は各日の閉館時間30分前。
会場
Sea World Culture and Arts Center (1187 Wanghai Road, Shekou, Nanshan, Shenzhen, China(中国・深圳))
詳細
http://www.designsociety.cn/en