最新のデザイントレンドを発信する
国際消費財見本市「アンビエンテ」がドイツで開催

世界最大級の国際消費財見本市「アンビエンテ 2024」がフランクフルトにあるメッセフランクフルト国際見本市会場で2024年1月26日(金)から1月30日(火)まで開催される。ダイニング、リビング、ギビング(雑貨・玩具・ギフト用品など)、ワーキングをはじめとしたデザイントレンドを、世界中から集まるバイヤーに向けて発信する。

2023年度は、262,253㎡の会場に4,534社の出展者と154,050名の来場者を集めた「アンビエンテ」。前回に引き続き、シーズナルデコレーションの国際見本市「Christmasworld」およびホビー・クラフト・DIY用品専門の国際見本市「Creativeworld」を加えた、3つの見本市を同時開催する。今回はさらにホールを増設して4,500社超を出展者数を見込んでおり、日本からは76社が出店するという。

マーケットの最新トレンドを発信

会場内のホール4.1 ホワイエでは、ドイツのデザインスタジオ ボラ・ヘルケ・パルミザーノ監修による展示イベント「Trends 24+」を開催。古くからある要素と革新的なテクノロジーの融合を目指す「AURA OF PROGRESS_visionary + elemental」、シンプルなものに特別な体験を見出す「QUALITY OF SILENCE_pure + familiar」、大胆さと美しさの両立を図る「SPIRIT OF CRAFT_bold + poetical」というトレンドテーマをもと、厳選された出展製品をキュレーションし、「形」「色」「素材」のトレンドを提案する。

ガレリア1で行われる「The Lounge」は、「Ambiente Designer of the Year」に選ばれ、ミラノを拠点に活動するプロダクトデザイナー兼アーティストの Elena Salmistraroによるスペシャルプレゼンテーションである。インテリアデザインとHoReCa(ホテル・レストラン・ケータリング分野)をつなぐデザインを披露する。

「アンビエンテ」のメタテーマである「サステナビリティ」と「エシカル」は、今回も重要なテーマである。「Ethical Style」と題するプログラムでは、環境や社会に配慮した製品を扱う出展者にフォーカス。出展者からの申告だけでなく第三者機関が製品を評価し、エシカルと認定されたものにはラベルを付与するなど、エシカルな製品を探すバイヤーにわかりやすく紹介する。

世界中の新進気鋭のデザイナーのためのプロモーションプログラム「Talents」は、ホール3.1 Interior Designで開催。日本からは、「Interior Lifestyle Tokyo 2023」でYoung Designer Awardを受賞したインテリアデザイナーの進藤 篤が出展する。

「ジャパンスタイル 2024」

同じくホール3.1 Interior Designでは、今回で14回目となる出展プロジェクト「ジャパンスタイル 2024」を実施。コンセプトディレクターは初回から引き続きTIME & STYLEの吉田龍太郎が務め、14社のプロダクトが結集する。日本独自のライフスタイルと美意識の高いモノづくりが融合した日常のデザインを世界に向けて発信する機会となっている。End

アンビエンテ 2024

会期
2024年1月26日(金)~1月30日(火)
9:00~18:00 ※最終日は17:00まで
会場
メッセフランクフルト国際見本市会場
(Ludwig-Erhard-Anlage 1, 60327 Frankfurt am Main, Germany)
詳細
http://ambiente.messefrankfurt.com
問い合わせ先
メッセフランクフルト ジャパン株式会社 海外見本市チーム
info@overseas-fairs.com