武蔵野美術大学教授でファッションデザイナー・アーティストである津村耕佑(KOSUKE TSUMURA)、英国のファクトリーブランド LAVENHAM、セレクトショップ ELIMINATORによる初のトリプルコラボレーション「KOSUKE TSUMURA×LAVENHAM+ELIMINATOR(コウスケ ツムラ×ラベンハム+エリミネイター)」から、新作3アイテムが2023年10月19日(木)に登場した。
今回は、過去(伝統)にならい、現在の視点を加え、未来に繋げるという3つの時間軸「THREE TIMELINES」をコンセプトにアイテムを製作。「機能性」「実用性」「身体保護」という共通テーマのもと、ポンチョジャケット、キルトレイヤードジャケット、キルトレイヤードリバーシブルコートの既存3アイテムのマテリアル、キルトパターン、ネームをアップデートした。
「都市をサヴァイブするウエア」として、ジャケット全体を収納スペースとするウエア「FINAL HOME」を通じて「安心を着る」という考え方を生み出した津村のアイデアと、LAVENHAMの歴史や長年培ってきた技術やELIMINATORのカラーリングとキルトパターンを融合しているのが特徴だ。
すべてのモデルには半透明のクッションが付属する。中身には英サフォークにあるLAVENHAMの自社工場で発生した端切れを100%使用しており、衣服に入れれば保温効果を得られる。また、シルエットの変更自在であり、隙間に新聞紙を詰めれば防寒着になり、非常食や医療キットを入れておけば災害時の対応にも使える。
ファーストモデル=「ポンチョジャケット」
前身頃と袖にZIPを施し、開閉するとステッチ区切りでいくつものポケット/部屋を設けている。付属の裁断くずで作ったクッションや、着用者が好きなものを入れてもらうことで完成するデザインになっている。すっぽり顔まで覆えるフードを大きく設定。肩にはナイロンテープがわたっており、バッグのように持ち運べる仕様である。後身頃には大型バックポケットが2つ付属する。
セカンドモデル=「キルトレイヤードジャケット」
ベースのキルトジャケットを覆うように、ナイロンコットン生地をレイヤードしたデザイン。キルトジャケットには今回のコラボのみとなるフローティングバーティカルキルトステッチを採用。前身頃と袖にファスナーを施し、大きく開閉可能で、内側のキルトジャケットを見せることも可能である。キルトジャケットにはパッチポケットが施されており、ポケットの中やキルト面とナイロン面の間に着用者それぞれの物を入れられるデザインになっている。キルト面のフロント部分にはバックルを施し、ナイロン面のファスナーを開けてキルト面を出した状態でも着用可能。肩にはナイロンテープがわたっており、バッグのように持ち運びができる。後身頃には大型バックポケットが2つ付属する。
サードモデル=「キルトレイヤードリバーシブルコート」
PVで着用したリバーシブルコートタイプ。裏返すと同コラボのみのフローティングバーティカルキルトステッチが施されたキルトコートになる。パイピングを取り除き、すっきりとした仕上がりで、ロングコートの重さを感じさせない作りとなっている。前合わせを中心ではなく身頃右側に寄せることで、フードの重なりがより深くなり、完全に顔を覆うようなデザインに。袖も長めに設定しており、完全に手を覆うスタイルでも、折り返してキルト面を見せて着用できる。左の前身頃と袖にはファスナーを施し、大きく開閉可能。開閉した際のボディーのポケットの中やキルト面とナイロン面の間に着用者思い思いの物を入れられる。