ArtStickerがABAB UENOに
アーティスト支援のアトリエ「上野下スタジオ」を開設

実業家でThe Chain Museum代表の遠山正道が手がけるアート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」は、アーティスト支援のためのアトリエ「上野下スタジオ」を東京・上野にて2023年9月に開設する。

同スタジオが入居するのは、2024年6月30日(日)で78年の歴史に幕を閉じるファッションビル ABAB UENO(アブアブ上野店)の6階。約700平米のワンフロアを使い、国内のアーティストが作品の制作や保管、発表を行う場所を提供する。

若手アーティストの多くは作品の制作や保管のための場所の確保が難しく、自由な表現活動が困難だという。今回の取り組みは、企業の未使用物件を活用することでアーティストと企業の双方が抱える課題の解決を目指すものだ。

定期的にスタジオビジットやトークイベントなどを開催し、アーティストと地域住民が出会い、互いに「気づき」が得られる場所を目指す。また、小規模のビューイングスペースでは、入居するアーティストの作品が数日単位で発表される。

2023年7月に開催された「Little Ueno / リトルウエノ」KV

今年7月には、プレイベントとして東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻(宮本武典研究室)による展覧会「リトルウエノ」を開催。27名の藝大生がそれぞれにとっての「上野」を散りばめたイメージの路地「リトルウエノ」を披露した。文化と芸術にあふれる上野エリアで上野下スタジオが今後どのような展開を見せてくれるのか注目したい。End