東京を舞台にデザイン、アート、インテリア、ファッションなどの多彩なイベントを展開する、日本最大級のデザイン＆アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2023」が、2023年10月20日（金）から10月29日（日）まで開催される。

7年目となる今回は「Sparks ～思考の解放～」をテーマに世界から約300名のクリエイターやブランドが集結予定。東京駅周辺エリアにも拡大した約100展示にて、見た人に刺激を与え、思考を拡張させる作品を紹介する。

開催に先駆けて、「サローネサテリテ（SaloneSatellite）」で 1st PRIZE を受賞したデザインラボ「HONOKA」の参加が発表されている。使い終えた畳や廃棄される原料を生分解性樹脂と混ぜ合わせ、新たな魅力をもつ家具へと昇華させるプロジェクト「TATAMI ReFAB PROJECT」は必見だ。

「Tatami RefabProject」Photo by 2023 honoka lab

また、日本橋・兜町のHOTEL K5では、バルト海に位置するボーンホルム島で工房を構える9人の現代工芸アーティストによる展示も行われる。同島はユネスコ認定のNPO団体 World Craft Councilが「世界工芸地域」に選定した地域であり、イベントでは実際に島を訪れて地元のアーティストたちの生活を垣間見るような感覚で鑑賞できる。

「Gleamin’ in the Golden（ブローチ）」デンマーク政府芸術財団所蔵、Photo by Per Suntum

A-POC ABLE ISSEY MIYAKEと東大発のスタートアップ Nature Architectsによる「TYPE-V Nature Architects project」にも注目したい。ミラノデザインウィーク開催期間中、ISSEY MIYAKE / MILAN で展示された「THINKING DESIGN, MAKING DESIGN: TYPE-V Nature Architects project」を再編集し、両社の最新のデザインとソリューションを掛け合わせて生まれたDFMのプロトタイプを展示。一枚の布がもつ新たな可能性をA-POC ABLE ISSEY MIYAKE / AOYAMA、ISSEY MIYAKE GINZA / 442で披露する。

© ISSEY MIYAKE INC.

© ISSEY MIYAKE INC.

そのほか、ゲストを招いてのトークショーやワークショップなどのさまざまなコンテンツも用意。進化を続けるデザインのいまを体験することができるだろう。