NEWS | グラフィック / プロダクト
2023.08.02 14:15
紙の専門商社 竹尾は、紙とデザインのイベント「TAKEO PAPER SHOW 2023『PACKAGING—機能と笑い』」を2023年10月13日(金)から10月22日(日)まで、東京・神田のKANDA SQUARE HALLで開催する。ペーパーショウの実施は5年ぶり、49回目となる。
本展は、パッケージを「機能」と「笑い」という異なる2つの視点からとらえ、印刷や紙の可能性を探る試みだ。
「機能」では、環境負荷や資源循環の点から見直されつつある紙の役割に注目するとともに、テクノロジーや印刷加工技術の進展によって変化する紙の可能性に着目する。参加デザイナーは、本展全体の企画・構成を担う原 研哉(デザイナー)+日本デザインセンター原デザイン研究所をはじめ、TAKT PROJECT(デザインスタジオ)、三澤 遥(デザイナー)、氷室友里(テキスタイルデザイナー)、小玉 文(グラフィックデザイナー)、狩野佑真(クリエイティブディレクター・デザイナー)といった13組。
原は、「紙ほど地球環境にいい素材はないと思う。そのことを改めてきちんと伝えていきたい」と抱負を語った。会場では、実用に供する技術としての容器や包装が披露される。
一方、「笑い」では、キュレーターに梅原 真(デザイナー)を迎える。梅原が「本質を見極めて可視化することがデザイン。笑いはポジティブなコミュニケーションをつくり出すことができる」と語るように、強い共感を伴うことで生まれる笑いをパッケージを選ぶ視点とした。「できるだけ見たことがないもの、つまりローカルなもの、数多くつくられていないものを選びたい」とも。梅原は7月末時点ですでに3,000点以上のパッケージを見ているそうで、会場には100点ほどの思わず手に取ってしまうようなパッケージが並ぶ予定だ。
実質的な機能と情緒的な笑いという2つの視点に着目した、今年のTAKEO PAPER SHOWに期待したい。
TAKEO PAPER SHOW 2023「PACKAGING—機能と笑い」
- 会期
- 2023年10月13日(金)~10月22日(日)
- 時間
- 11:00~19:30(最終入場19:00)
※10月22日は11:00~16:00(最終入場15:30) - 入場
- 事前予約制・無料
※「ArtSticker」にて9月上旬に予約開始を予定。 - 会場
- KANDA SQUARE HALL
(東京都千代田区神田錦町2-2-1 神田スクエア2F・3F) - 詳細
- https://www.takeopapershow.com/