コクヨは、これからのプロダクトのあり方を次世代のデザイナーとともに考える国際コンペティション「コクヨデザインアワード2024」の開催を決定した。作作品募集は2023年7月28日（金）に開始し、応募締め切りは10月11日（水）となる。

今年度のテーマは、自然に近い状態や根源的な状態を指す「primitive」。この言葉を「本質の再定義」と解釈し、未来に残っていく本質的なプロダクトデザインを募集する。

募集対象は「働く、学ぶ、暮らすシーンで用いる文具・家具・道具」全般。審査の重点ポイントは「アイデアが明快であること」「社会の課題を浮き彫りにしていること」「製品化の可能性」を挙げている。

審査員は、木住野彰悟（6D-K代表／アートディレクター・グラフィックデザイナー）、田根 剛（Atelier Tsuyoshi Tane Architects 代表／建築家）、田村奈穂（デザイナー）、柳原照弘（TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO／デザイナー）、吉泉 聡（TAKT PROJECT代表／デザイナー）。

さらに今年度は、今後の活躍への期待を込めて、既存の概念にとらわれないユニークな発想やチャレンジに取り組む学生応募者のみを対象とする「NEW GENERATION 賞」を新設した。コクヨのパーパス「ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする」にちなみ、提出されたプレゼンテーションシートからワクワクする未来を予感させる優れた作品最大10点を選定される。

また、8月1日（火）19:00～20:00には作品の募集説明会をにオンラインで開催する。第1部では、今年のテーマに込めた意味や背景、プレゼンテーションシートのつくり方などを解説。第2部では、コクヨデザインアワード2023 グランプリを受賞した王尾仁思をゲストに迎え、プレゼンテーションシートや作品制作の過程や留意点、最終審査に至るまでの体験談を語る。