NEWS | 建築
2023.06.19 19:53
島根県益田市の島根県立石見美術館では、展覧会「建築家・内藤 廣 BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」が、2023年9月16日(土)から12月4日(月)まで開催される。
これまでに数々の文化施設を手がけてきた、日本を代表する建築家の内藤 廣。同氏にとって過去最大規模の個展となる同展では「Built(ビルト=建設された建物)とUnbuilt(アンビルト=実現しなかった建物)」をテーマに島根県立石見美術館内に入居する2005年竣工の「グラントワ」をはじめ、それ以前の海の博物館(1992)や牧野富太郎記念館(1999)、さらには静岡県草薙総合運動場体育館(2015)、高田松原津波復興祈念公園 国営 追悼・祈念施設(2019)、紀尾井清堂(2021年)といった近作まで、約15件を展示する。
さらにさまざまな事情で実現しなかった建物や架空のプロジェクトを図面や模型によって紹介。卒業設計から近年のコンペシートまでを紐ときながら、内藤の思考と社会の変遷をたどる。そのときどきの手帖もあわせて展示し、アイデアの源泉や設計のプロセスも公開する。
そのほか、進行中の最新プロジェクトの進捗も「未だ実現していないもの」として展示。内藤の未来への展望も垣間見ることができる大ボリュームの展覧会だ。
建築家・内藤廣 BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い
- 会期
- 2023年9月16日(土)~12月4日(月)
- 開館時間
- 9:30~18:00(展示室への入場は17:30まで)
- 休館日
- 火曜日
- 会場
- 島根県立石見美術館 展示室A・C・D
(島根県益田市有明町5-15) - 詳細
- https://www.grandtoit.jp/museum/hiroshi_naito_built_unbuilt