東京・神田の竹尾 見本帖本店では「NAGAI & TAKEO ――永井一正デザインによる竹尾広告」展が2023年7月24日（月）から9月22日（金）まで開催される。

竹尾のファインペーパー広告は、1977年の「グラフィックデザイン」誌（No.67）への出稿から永井一正がグラフィックを手がけており、1986年には「アイデア」誌に引き継がれ、現在まで継続されている。

「グラフィックデザイン」1981年　NTラシャ

「アイデア」1997年　モデラトーン

「アイデア」2003年　アラベール

「アイデア」2023年　テイクGAボード-FS

同展では、広告第1作から現在までほぼすべてのファインペーパー広告を展示し、竹尾ファインペーパーの軌跡を振り返るとともに、永井一正の豊かな創作の歴史を紹介する。

また、竹尾が運営する「竹尾アーカイヴズ」では、新たなデザインアーカイヴとして「永井一正デザインによる竹尾広告」を公開中。第1弾は1991年1月号までの広告が閲覧でき、2023年7月には2023年1月号まで公開される。2022年12月に収録された永井のインタビュー動画も視聴可能だ。

「永井一正デザインによる竹尾広告集 vol.2, vol.3」

そのほか「永井一正デザインによる竹尾広告集 vol.1」（1991）に続く「vol.2」と「vol.3」を2023年7月に刊行する。ファインペーパー上に印刷された1991年以降の広告を2冊の特装本にまとめたもので、広告現物を綴じこむ特別仕様のため部数限定で発売される。

永井一正（2022年12月撮影）