インド・ムンバイに「Apple BKC」がオープン
エネルギー効率の高いサステナブルな店舗設計を採用

Appleは2023年4月18日(火)、インド初のApple Storeとなる「Apple BKC」を西部の都市・ムンバイにオープンした。店舗が位置するのは、金融やアート、エンターテインメントが集まるにぎやかなバンドラ・クラ・コンプレックス地区(Bandra Kurla Complex、BKC)である。

同社が提供するさまざまなプロダクトやサービスを体感できる、活気あふれるスペースとなる「Apple BKC」。Apple Storeのなかで、もっともサステナブルな店舗のひとつとして、壁面に設置されたソーラーパネルによる100%再生可能エネルギーを使用するなど、化石燃料に依存しないエネルギー効率の高い設計が特徴。

外観は、ガラスのファサードを覆うようにキャノピーが屋外へ張り出すようなデザインであり、天井仕上げには三角形の木製パネルを採用。400個ものパーツを組み合わせたパネルを1,000枚しており、使われたパーツは45万個を超えるという。これらはすべてデリーにて手作業で組み立てられた。

店内は、インド北部ラージャスターン州産の石材を用いた2枚の壁のほか、1階から中2階へと続く全長14mものステンレス製の階段が、訪れた人を迎えてくれる。

今後は、iPhoneやiPadで新しいスキルを学ぶプログラム「Today at Apple」を、地元のアーティストやクリエイターらとともに展開する予定である。同店のウェブサイトでは、オープンを記念した壁紙がダウンロードできる。

同社のリテール担当シニアバイスプレジデントであるディアドラ・オブライエンは、「Apple BKCは、ムンバイのにぎやかなカルチャーを反映した店舗であり、人とのつながりやコミュニティを生み出す、すてきで居心地のよいスペースです」と語っている。End