NEWS | 建築
2023.04.13 18:40
長野・軽井沢のブティックホテル「ししいわハウス」(SSH)では、建築家の西沢立衛が手がけた第3弾(SSH No.3)が2023年5月にオープンする。日本の伝統的な木造建築にならった、軽井沢の自然と静寂を体感できる施設である。
SSH No.3は10棟のパビリオンで構成されており、各棟が縁側と中庭でつながっている。客室には四方の壁に窓が設けられているので、室内からも周囲の森や庭の風景が楽しむことができる。
ふんだんに使われているのは岐阜県産のヒノキ材。建物全体でヒノキ特有の香りはもちろん、シンプルな色合いと趣きが目も楽しませてくれる。
パビリオン内のインテリアは、日本のアンティーク家具のほか、チャールズ&レイ・イームズ、ピエール・ジャンヌレ、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、マックス・ビル、ミヒャエル・トーネット、ボディル・ケアーなどのミッドセンチュリーを代表するアイテムを使用。さらに、1840年代の画家歌川広重や柴田是真、1960年代の版画家畦地梅太郎や関野潤一郎らのアート作品約50点も展示される。
2025年に開業予定のSSH No.4の設計は西沢に続いてSANNAの妹島和世が担当する。