「レーザーマイス ダイアド」 Photo by Masashi Kuroha

東京都江東区にある日本科学未来館は、常設展示「零壱庵（ゼロイチアン）」にて、新しい展示「ちいさなロボットたちがこだまする森」を2023年4月21日（金）より公開する。

ホタルなどの光の同期現象から着想を得た、アーティストの菅野 創による小型の群ロボットインスタレーション作品「Lasermice dyad（レーザーマイス ダイアド）」が主役。10cmほどの小型ロボット約30台がそれぞれに緑や赤のレーザー光などを発し、お互いの光や動きに影響を与え合いながら、森に見立てた展示空間を群れるように動く。光や森のオブジェに集まったり、隅のほうで集団から孤立したりと、ロボット同士が複雑に関係しあう様子も見ることができる。

展示を通して、自己と他者、個と集団の関係性、集団のあり方などについて、想いを巡らせることができるだろう。