日本人は古くから独自の入浴文化を育んできた。そんな日本の精神性と美意識の継承を目指す、バスルームの新しいブランド「aq.」（エーキュー）がローンチした。

aq.は戸建て・マンションリフォーム向けのオーダーバスの設計、製造、施工、メンテナンスまでを一貫して行うブランドで「非日常の感動を日常に。」をコンセプトのひとつに、従来のシステムバスとオーダーバスの垣根を越える入浴体験を提供していく。

建築家やデザイナーと共創しながら、1台からのオーダーにフレキシブルに対応。既存のシステムバス（ユニットバス）と在来浴室を組み合わせ、日本のクラフトマンシップがおりなす匠の技で、これまでにない空間をつくりあげる。

また、従来の豪邸建築に多く採用されている浴室の場合、断熱がなされず壁や床が寒く冷たいことが多い。同ブランドでは、自由な設計・デザインでシステムバスの構造を利用し、浴室全体を断熱。メンテナンスや浴室全体の交換などもこれまでに比べて比較的容易に実現し、環境と機能性を兼ね備えたサステナブルなバスルームを完成させる。

なお、aq.の世界観を表現するウェブサイトでは、業界の第一線で活躍する建築家や設計事務所などのつくり手が、今後の展開におけるコンセプトイメージと理想のバス空間を自由な発想でデザイン。第1回はAPOLLOの黒崎敏、第2回は芦沢啓治建築設計事務所の芦沢啓治を予定している。両氏が考える上質なバス空間についてのインタビューも楽しむことができる。