NEWS | アート / 展覧会
2022.12.28 14:59
滋賀県大津市の滋賀県立美術館は、写真家・川内倫子の個展「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」を2023年1月21日(土)から3月26日(日)まで開催する。
同展は、川内の故郷、滋賀では初の大規模個展。10年間の活動に焦点を当て、未発表作品を織り交ぜながら同氏の作品の本質に迫る。
展覧会のメイン作品「M/E」は、2019年以降に日常の風景に加え、アイスランドや北海道で火山や流氷を撮影した新作シリーズ。タイトルは「母(Mother)」と「地球(Earth)」の頭文字で、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」となり、「私(Me)」とも読める。
一見すると日常の風景とかけ離れたものにも思える写真だが、すべて私たちの住む地球上で起こっていること。川内は写真を通して非現実な現象と日常の繋がりを意識させる。
会場デザインは中山英之建築設計事務所が担当。川内の「自分が作品を制作する際に感じた感覚や経験を、展示空間において観賞者と共有したい」という想いに応える空間をつくり上げた。
また、開催に合わせて、川内の作品の中でも特に滋賀との関わりの深いものを特集展示する「川内倫子と滋賀」を開催。川内が撮り続けた甲賀市の福祉施設「やまなみ工房」の写真と所属する作家たちの作品を、同じ空間で展示する。
川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり
- 会期
- 2023年1月21日(土)~3月26日(日)
- 休館日
- 毎週月曜日
- 開館時間
- 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 会場
- 滋賀県立美術館 展示室3
- 詳細
- https://www.shigamuseum.jp/exhibitions/4045/