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2022.12.02 15:59
宮城県石巻市雄勝町では、巨大な防潮堤に壁画作品を展示する野外美術館「海岸線の美術館」が2022年11月26日(土)に開館した。
同館は、2011年に発生した東日本大震災後に、同町の海岸線を囲うように建設された、高さ最大10m・全長約3.5kmの巨大な防潮堤に壁画を描くアートプロジェクト。
人々の暮らしを津波から守る壁にも、美しい海の景色を遮る壁にもなる灰色の防潮堤に絵を描くことで、海沿いに新しい風景を生みだし、海と人、過去と未来をつなぐ場所に変えていくことを目指しているという。
野外美術館なのでいつでも自由に鑑賞することができる。雄勝の自然と一体化した作品群で、季節や時間によって変わる鑑賞体験が楽しめる。また、今後は1年に1~2作品の壁画を制作。壁画から壁画まで海岸線沿いを巡ることで、雄勝の魅力を隅々まで味わえるという。
開館にあたって、アーティストの安井鷹之介が描いた1作目の「THEORIA|テオリア」、2作目の「A Fisherman|漁師」が同時に公開。雄勝の海景や漁師の姿をモチーフにした巨大な壁画ができあがった。
海岸線の美術館
- 所在地
- 宮城県石巻市雄勝町上雄勝2丁目22
- 開館時間
- 0:00~24:00
- 休館日
- 年中無休
- 入館料
- 無料
- 詳細
- https://kaigansennobijutsukan.com/