多摩美術大学、「八王子キャンパス展」を開催
クリエイターを輩出してきた半世紀の歴史を振り返る

▲2021年八王子キャンパス航空写真

多摩美術大学は、「八王子キャンパス展」を、2022年11月14日(月)から11月30日(水)まで、東京・八王子キャンパス アートテークギャラリーにて開催する。

もの派の関根伸夫や菅木志雄といったアーティスト、デザイナーの三宅一生佐藤可士和、イラストレーターの和田誠、写真家の蜷川実花など日本を代表するトップクリエイターを輩出してきた同大学。

その淵源は1929年に創立した帝国美術学校に遡り、新しい美術教育の発展のために1935年9月東京都世田谷区上野毛に新設した多摩帝国美術学校に始まる。さらなる発展のため、1960年9月八王子校地を購入。その後の校地拡張と共に八王子キャンパスを順次整備してきた。

▲配置のシミュレーション模型

▲八王子キャンパス本館(現本部棟)スケッチ

同展では、多様化し複雑化する現代社会の中で、芸術に立脚し、能動的に未来を切り拓ける人材を養成するという大学の使命を実現するために美術教育を実践する場として、八王子キャンパスがどういう歴史を経て創られてきたのかを振り返る。

▲彫刻広場「空相」(関根伸夫)

▲中庭にはパラソルとテーブルを配置、学生の憩いの場

▲2007年竣工の図書館

▲2015年竣工のアートテーク

▲デザイン棟のギャラリー展示風景

土地取得からキャンパス整備の記録や写真パネル、配置検討模型、各棟設計中のスケッチ、工事中の動画、キャンパスライフ映像、現在のキャンパスのイメージモデルなどから、現在に至るまでのキャンパス設計やコンセプト、「世界に存在感を示す美大としての試み」を紹介する。End

八王子キャンパス展 坂に建てる~八王子キャンパスの半世紀~

会期
2022年11月14日(月)~11月30日(水)
開館時間
10:00~17:00
休館日
11月19日(土)・20日(日)・27日(日)
会場
多摩美術大学八王子キャンパス アートテークギャラリー2F
詳細
https://activity.tamabi.ac.jp/atgallery/4350218/