東京大学 山中俊治研究室最終展示「未来の原画」展 開催
スケッチやプロトタイプ30点以上を展示

デザインエンジニアの山中俊治が率いるPrototyping & Design Laboratoryは、最終展示「未来の原画」展を、2022年11月17日(木)から12月4日(日)まで、東京・駒場の東京大学生産技術研究所にて開催する。

同研究室は、2008年に慶應義塾大学SFCで始まり、2013年からは東京大学生産技術研究所で活動。「人とテクノロジーの節点」としてのデザインを探求するさまざまな研究を進めてきた。山中教授は本年度をもって東京大学を退職する。

同展では、いつも研究の始まりにあったという山中教授のスケッチ原画と、それらに導かれた多くのプロトタイプ30点以上が並ぶ。同時に、幅広い分野に飛び立ち活躍する卒業生たちのうち24名の作品が展示される。会期中には第一線で活躍するデザイナーなどゲストを招いたトークイベントも実施される。

先端技術に形を与えたスケッチやプロトタイプの数々、そしてこれからの時代を生きる卒業生たちの活動など、それらすべてが未来を描くための原画として披露されるのが「未来の原画」展だ。

▲Bio-likenessプロジェクトより「Flagella」のスケッチ

▲「Flagella」Photo: Yukio Shimizu

▲美しい義足プロジェクトより「Rami」のスケッチ

▲「Rami Ver.1」Photo: Yasushi Kato

▲アディティブ・マニュファクチャリング・プロジェクトより「Ready to Crawl」Photo: Yasushi Kato




また本展に合わせて、東京大学生産技術研究所価値創造デザイン推進基盤(Design-Led X)の年次フォーラム、第8回価値創造デザインフォーラムが開催される。

東京大学生産技術研究所(IIS)は、2017年に価値創造デザイン推進基盤を立ち上げ、「工学とデザイン視点の融合による価値創造」をコンセプトとする取り組み「価値創造デザイン(Design-Led X)」を推進してきた。

立ち上げメンバーである野城智也教授、山中教授が退職を迎えるにあたり、「未来の原画 −この5年間に描いたもの−」と題して、これまでの活動を振り返りながら、Design-Led Xの次なるステップについて考える。End

山中研究室最終展示「未来の原画」展

会期
2022年11月17日(木)~12月4日(日)
開館時間
平日 15:00~19:00、土日祝 11:00~19:00
閉館日
月曜日
入場料
無料 ※土日祝は予約制
会場
東京大学生産技術研究所S棟
詳細
http://www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp/exhibition/final/

第8回価値創造デザインフォーラム
「未来の原画−この5年間に描いたもの−」

日時
2022年11月24日(木) 16:00~19:30
参加料
無料 ※下記サイトより申込が必要
会場
東京大学生産技術研究所 An棟2階 コンベンションホール
詳細
https://dlxforum8.peatix.com/