Natura Machinaが「Ethereal Cycles」を公開
熱音響と光による空間インスタレーション作品

東京・南青山のINTERSECT BY LEXUS -TOKYOでは、熱音響と光による空間インスタレーション作品「Ethereal Cycles」が2023年1月25日(水)まで展示される。

作品を手がけるのは、アメリカを拠点に活動する、筧康明Mikhail MansionKuan-Ju Wuを中心とするアーティスト・コレクティヴ Natura Machina。今回の新作「Ethereal Cycles」は、彼らが近年取り組むレイケ管と呼ばれる熱エネルギーを空気振動へと変換する熱音響変換現象をもとにした大型インスタレーション作品だ。

展示空間にグリッド状に組まれて設置されているのは、フレームに吊られたガラスの円筒群。それぞれの筒の中に組み込まれた電熱線が光とともに発熱すると、周囲の空気が下部から引き込まれ、周期的な圧力変化が音となって空間に鳴り響く。

それぞれの電熱線はプログラムされたリズムで順次駆動し、光と音の重なりが空間内をさまざまな経路で移動していく。さらにこれらは、周囲の気流や気温、鑑賞者の動きなど空間的要因から物理的に影響を受けて、どの瞬間も同一とならず、常に変化し続ける。

鑑賞者は都市空間のように整然と並ぶフレームとのコントラストの中で、その間や周囲に漂う空気の質感や空間の存在、エネルギーの循環にさまざまな感覚で意識を向けることになるだろう。End

Ethereal Cycles

会期
2022年10月28日(金)~2023年1月25日(水)
会場
INTERSECT BY LEXUS -TOKYO(東京都港区南青山4-21-26)
詳細
https://lexus.jp/brand/intersect/tokyo/garage/ethereal-cycles.html