コクヨ「( 0,0,0) studio genten」がオープン
VUILDが企画・設計・制作をサポート

コクヨは2022年11月1日(火)、東京都港区のコクヨ東京品川オフィス「THE CAMPUS」内にデジタルファブリケーションスタジオ「( 0,0,0 )studio genten(スタジオゲンテン)」を開設する。建築テック系スタートアップのVUILD(ヴィルド)が、企画から設計、制作まで、同スタジオの実現に向けたサポートを行った。

両社はこれまでにも、2021年10月にVUILDが提供する木材のクラウドプレカットサービス「EMARF」を用いて、椅子制作ワークショップなど、さまざまなワークショップを実施してきた。

今回オープンする「( 0,0,0 )studio genten」には、VUILDが展開するデジタル木加工機「ShopBot」を導入。3DCADで設計したデータをダイレクトに製作できるデジファブ技術を活用することで、コクヨ社内外の実際のプロジェクトでプロトタイピングを繰り返しながら、アート作品や内装、家具などが制作できる場として、コクヨ社員をはじめとした設計に携わる人の共創を生むことを目指している。

▲【家具】椅子やテーブルなど、コクヨが提供している多種多様な製品のパーツと、ShopBotで加工された木材を組み合わせることが可能。

▲【内装造作】アルゴリズミックデザインなど、3Dで作成したデータをダイレクトにShopBotで製作でき、プロトタイピングを繰り返しながら内装・造作をデザイン、サポートする。

▲【空間づくり他】企業のロゴやシンボルなどをアルゴリズムで組み合わせ、ShopBotでアウトプットすることで、アート作品のようなオブジェやオフィス家具などが製作できる。

VUILDは今後もコクヨと家具の内装設計で連携する予定で、デジタルファブリケーション技術のノウハウを活かして、次世代のものづくり人材の育成をサポートするとしている。End