ヴィルヘルム・ラウリッツェンの「VLA26 VEGAチェア」
カール・ハンセン&サンから登場

カール・ハンセン&サンは、デンマークの建築家 ヴィルヘルム・ラウリッツェン(1894-1984)が1956年にデザインした軽量でスタッキング可能な「VLA26 VEGAチェア」を製品化し、2023年2月頃(予定)より発売する。

同チェアは、1956年に「Folkets Hus(人民の家)」として竣工し、現在はコンサートホール「VEGA」として市民に愛される建築物のためにデザインされたもの。この施設内でしか座ることのできない貴重な椅子だという。

今回、2022年に創立100周年を迎えたVilhelm Lauritzen Architects(ヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクツ)とのパートナーシップのもと、100周年を記念し、カール・ハンセン & サンでの生産が決定した。

エレガントな木製の脚部と、背もたれのダイナミックなカーブが個性を際立たせた、クラフトマンシップが光る特別なチェアで、エレガントなディテールのデザインだけでなく、スタッキングできる機能性、バラエティに富んだ張地の選択、木製の脚部の仕上げなどにより、さまざまな用途で利用できるそうだ。

ヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクツのアン・モラー・ソレンセンは、「『VLA26 VEGAチェア』はデンマークのデザインの最⾼傑作です。そこにはヴィルヘルム・ラウリッツェンの真髄が表れています。さりげなくシンプルで時代を超越した機能主義のデザインでありながら、⾮常に明確な個性があります。このチェアは、ラウリッツェンならではの妥協のないディテールと、均整のとれたフォルムで、座っているだけで⼼地よい気分にさせてくれます」とのコメントを寄せている。End