コクヨ「WORKSIGHT」がリニューアル
植物的な未来について考察する最新号発売

コクヨは、同社のヨコク研究所が編集する研究媒体「WORKSIGHT」のリニューアルを行い、書籍「WORKSIGHT[ワークサイト]17号 植物倫理 Plants/Ethics」を2022年10月14日(金)に発売した。

2011年の創刊以来、「オフィス」を軸に働き方の未来を考察してきた「WORKSIGHT」。パンデミックのさなか、これからの社会を見通すためには切り口を「オフィス」から「社会」そのものへと広げる必要があると考え、今回大幅なリニューアルを実施した。

▲撮影:平松市聖

リニューアル後の第1弾は「植物倫理」にフォーカス。「ベジタル(植物的)」な未来について、有識者との対話や、歴史上の哲学者・偉人たちが思考する植物や庭を手がかりに考察していく。

動きもしない。語りもしない。感情ももたない。そんな「生き物=植物」と人間はどのように向き合ってきたのか。もっとも身近でありながらもっとも遠い「生き物」との関係を考えるために、これまでとは異なる人間観や倫理が求められるという。

▲撮影:平松市聖

特集では、現代美術家・岡﨑乾二郎の植物と倫理をめぐることば、世界的アーバンデザイナーのダン・ヒルによる、音楽家ブライアン・イーノと考えた「ストリートデザインの原則」をめぐる論考を紹介。

さらに、日本未紹介の植物哲学者マイケル・マーダーの提唱する「プラント・シンキング」、民俗学者・畑中章宏によるレベッカ・ソルニット最新刊「オーウェルの薔薇」の読解、東京・三田の観葉植物店「REN」店主・川原伸晃との談義「プランツケアの哲学」などを掲載している。End

WORKSIGHT[ワークサイト]17号 植物倫理 Plants/Ethics

価格
1,800円(税別)
ページ数
128ページ
価格
1,800円(税別)
寸法
22.4×15.3×1.5cm(A5変型)
詳細
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784761509224