NEWS | 展覧会
2022.10.11 14:40
京都市下京区のBnA Alter Museumでは、階段型ギャラリーSCGにて、インスタレーションアートと、その所有をテーマにした展覧会「連続するプロジェクト/インスタレーションを所有する」を2022年10月29日(土)から2023年5月7日(日)まで開催する。
同展は、インスタレーション作品の制作プロジェクトと、それを所有するための制作プロジェクトという、主に2つのプロジェクトで構成される。
10階建ての同館の非常階段を登りながら鑑賞する特殊な会場を舞台に、秋山ブク、丹原健翔、肥後亮祐、松井沙都子、三原聡一郎の計5組の作家が参加し、高さ5.4mの吹き抜け空間にて作品を制作・展示する。
さらに、展覧会売買プロジェクト「D4C」(2019~)を主宰する檜山真有の協力により、インスタレーション作品の売買契約書を発表する。また、同展は「現代アートとコラボレーション」をテーマに京都で開催するアートフェア Art Collaboration Kyotoの公募プログラムにもなっている。
BnA Alter Museumの筒井一隆は、「ある作為によって、ある時空間が持つ状況をアート作品として提示するインスタレーションアート。そのような状況を所有する(したように錯覚する)ことは可能だろうか」と語る。
そして、「本展覧会では[1]インスタレーション作品本体の制作プロジェクトと[2]所有するための制作プロジェクトを連続させる。その連続の結節点であり始まりとして、また制約と広がりを与えるものとして、契約を捉える。変容していく状況のヴァリエーションと、その所有を思考(試行)する」とのコメントを寄せてくれた。
連続するプロジェクト/インスタレーションを所有する
- 会期
- 2022年10月29日(土)~2023年5月7日(日)
- 開催時間
- 11:00~20:00 ※会期中無休
- 会場
- BnA Alter Museum SCG
(京都府京都市下京区天満町267-1) - 詳細
- https://bnaaltermuseum.com/exhibition/ack2022/