展覧会「連続するプロジェクト/インスタレーションを所有する」
京都・BnA Alter Museumで開催

▲展覧会メインビジュアル(デザイン:黒崎厚志)

京都市下京区のBnA Alter Museumでは、階段型ギャラリーSCGにて、インスタレーションアートと、その所有をテーマにした展覧会「連続するプロジェクト/インスタレーションを所有する」を2022年10月29日(土)から2023年5月7日(日)まで開催する。

▲BnA Alter Museum ART ROOMS

同展は、インスタレーション作品の制作プロジェクトと、それを所有するための制作プロジェクトという、主に2つのプロジェクトで構成される。

10階建ての同館の非常階段を登りながら鑑賞する特殊な会場を舞台に、秋山ブク、丹原健翔、肥後亮祐、松井沙都子三原聡一郎の計5組の作家が参加し、高さ5.4mの吹き抜け空間にて作品を制作・展示する。

さらに、展覧会売買プロジェクト「D4C」(2019~)を主宰する檜山真有の協力により、インスタレーション作品の売買契約書を発表する。また、同展は「現代アートとコラボレーション」をテーマに京都で開催するアートフェア Art Collaboration Kyotoの公募プログラムにもなっている。

▲秋山ブク「コンポジション No.13 BnA Alter Museumの備品による」撮影:高嶋清俊

▲丹原健翔、石毛健太「And yet we continue to breathe.」(2020、ANB Tokyo)展示風景 撮影:山中慎太郎(Qsyum!)

▲肥後亮祐「Sandy Island」2020 ミクストメディア 水戸芸術館現代美術ギャラリー 撮影:仲田絵美

▲松井沙都子「ホーム・インテリア(部屋)」2021 木材、カーペット、 照明器具 サイズ可変 撮影:守屋友樹

▲三原聡一郎「空気の研究」 撮影:西野正将

BnA Alter Museumの筒井一隆は、「ある作為によって、ある時空間が持つ状況をアート作品として提示するインスタレーションアート。そのような状況を所有する(したように錯覚する)ことは可能だろうか」と語る。

そして、「本展覧会では[1]インスタレーション作品本体の制作プロジェクトと[2]所有するための制作プロジェクトを連続させる。その連続の結節点であり始まりとして、また制約と広がりを与えるものとして、契約を捉える。変容していく状況のヴァリエーションと、その所有を思考(試行)する」とのコメントを寄せてくれた。End

連続するプロジェクト/インスタレーションを所有する

会期
2022年10月29日(土)~2023年5月7日(日)
開催時間
11:00~20:00 ※会期中無休
会場
BnA Alter Museum SCG
(京都府京都市下京区天満町267-1)
詳細
https://bnaaltermuseum.com/exhibition/ack2022/