シュウゾウ・アヅチ・ガリバーの活動を紹介する
「消息の将来」展が横浜で開催

▲Appearance (1978-) 2022 塗料、紙 3000×3000 mm
©SAGYO,Tokyo

横浜市にあるBankART KAIKOBankART Stationでは、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー「消息の将来」展が2022年10月7日(金)から11月27日(日)まで開催される。

▲甘い生活 1995 / A.T.C.G. / インターコース [東京バージョン] マルセル・デュシャン(1887-1968)とエルヴィン・シュレーディンガー(1887-1961)に捧げる 1993-95 インスタレーション、ミクストメディア サイズ可変
©SAGYO,Tokyo

▲肉体契約 (1973)-1984 インスタレーション、ミクストメディア、サイズ可変
(佐賀町エキジビットスペース、東京、1984、展示風景) Courtesy Sagacho exhibit space
©SAGYO,Tokyo

1964年から制作を始めたアーティストのシュウゾウ・アヅチ・ガリバーは、その活動は半世紀を超え、1960年代後半の熱い文化芸術の現場を生きた現存する作家の1人である。近年は海外での作品発表が中心となり、日本では名前のみが一人歩きし、その興味深い作品や活動の詳細の多くは知られていない。

▲S.A.G. 銀行券 / one eye 1997 インクジェットプリント、紙 (エディション 3) 2500×5000 mm
©SAGYO,Tokyo

昨年、米ニューヨーク近代美術館(MoMA)が彼の作品を収蔵、展示公開したが、このことも国内において知る人はごく限られているようだ。

▲Watch 1966-67 16 ミリフィルム、モノクロ、サイレント20 分
©SAGYO,Tokyo

▲Weight[Human ball] 1978 ステンレススチール 半径 119 mm
©SAGYO,Tokyo

1960年代の文化、芸術の掘り起こしが世界的な規模で進むなか、同展では同氏の貴重な活動を日本で広く紹介。現在も現役で盛んな制作活動をしており、新作も展示する。シュウゾウ・アヅチ・ガリバーの作品を深く知るまたとない機会となるだろう。End

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー「消息の将来」展

会期
2022年10月7日(金)~11月27日(日)
11:00~19:00(会期中無休)
会場
BankART KAIKO(横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK & WHITE 1F)
BankART Station(横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅B1F)
詳細
http://www.bankart1929.com/