日本の書道にインスパイアされた
家具コレクション「Characters」

▲Photo credit:SABI by Sabina Blasiotti

英ロンドンを拠点とするイタリアの建築デザインスタジオ SABIは、リビングルーム向けの家具コレクション「Characters」を発表した。日本の書道をモチーフにした、表現豊かなコレクションである。

▲Photo credit:SABI by Sabina Blasiotti

コレクションは、チェア、テーブル、コーヒーテーブル、食器棚、本棚、ソファ、鏡、ランプ、額縁、花瓶で構成。各ピースは、ランプと鏡以外は彫刻を施した焼杉板でできている。

▲Photo credit:SABI by Sabina Blasiotti

▲Photo credit:SABI by Sabina Blasiotti

▲Photo credit:SABI by Sabina Blasiotti

この焼杉板は、表面の炭化層により、ウッドオイルやペイントと比べて木の材質をより長く保つことができる。さらに、その仕上げは、墨で書いた書道の文字を思わせる漆黒の外観を家具に与えている。

▲Photo credit:SABI by Sabina Blasiotti

▲Photo credit:SABI by Sabina Blasiotti

▲Photo credit:SABI by Sabina Blasiotti

▲Photo credit:SABI by Sabina Blasiotti

SABIを率いるSabina Blasiottiは、「デザインと建築において自己表現を実現していくことは、私にとってとても重要です」と語る。「日本の書道は、生きているようなアート作品を書家が一瞬のうちに生み出すものであり、私はいつも心を奪われてきました。そして、私の『Characters』も、ある瞬間の自己の表現だと考えています」。

同氏は続けて、「各ピースは、手直しせずにすばやいスケッチをしてデザインしました。こうした方法を採ることで、家具には個性や不完全さが生まれ、生活空間にも活気や表現性がもたらされるでしょう。『Characters』は、私にとって親しみがあり、なおかつ見慣れないという、まるで自意識を持って生きているかのようです。移動させたり回転させたりするとシルエットが変化しますし、一日や季節に応じて光と影の移ろいを楽しむことができるでしょう」とコメントしている。End

▲Photo credit:SABI by Sabina Blasiotti

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