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2022.09.28 10:14
博展はこのほど、「イベント」の価値を再定義化し、次のトレンドをつくりだすためのクリエイティブチーム「Experiential Design Lab.(EXD-Lab.)」を設立した。
イベントには、偶然をきっかけに予想外のものを見つけ、幸運をつかみ取る力「セレンディピティ」を生み出す力があるという。そして、「イベントの未来をつくりだす」ことは、新しい出会いの体験をデザインすることに繋がるそうだ。
そこで同社は、プロジェクトを通じてさまざまな新しい出会い方の実験を行い、その知見を集積・発信していく組織「EXD-Lab.」を立ち上げた。4つのアクションをもとに、イベントの未来をつくりだすとしている。
一つ目のアクションは「Digital Twin Event」(リアル価値の再編集)。フィジカルとバーチャルが融合するデジタルツイン化が進む社会に向けて、リアル側の視点から新たな体験価値を創造する。
二つ目は「Event Transfer System」(仮設性の再編集)で、全国にある遊休地の新たな可能性を探るため、インスタントで持続可能な空間づくりの開発を目指している。
三つ目は「歩考学会」(地域資源の再編集)。デジタル化・情報化が社会全体で加速する中、あえて「ただ、街を観察して歩く」プロジェクトで、今まで気付かなかった街への視点を生み出し、街の価値を再編集する。
四つ目は「100 Prototypes」(実験の再編集)で、体験がつくられる裏側で生み出された100以上のプロトタイプをアーカイブ化し、社内外へ発信することにしている。