「ロンドンデザインフェスティバル2022」
20周年を飾る多彩なプログラムを紹介

▲© Ed Reeve

英ロンドンでは、デザインの祭典「ロンドンデザインフェスティバル2022」が2022年9月25日(日)まで開催中である。今年で20周年を迎え、イベントや展示、インスタレーションなどを展開するほか、デザイナーやクリエイティブ企業が作品を展示するなど、多彩なプログラムを提供している。

▲© Ed Reeve

ソニーデザインは「INTO SIGHT」を披露。インスタレーションに足を踏み入れると、来場者の動きに合わせて光や色、音が変化し、現実とは異なる空間を視覚的・聴覚的に体験することができる。

▲「INTO SIGHT」
© Ed Reeve

オランダ・ロッテルダムを拠点とするデザイナー サビーネ・マルセリス(Sabine Marcelis)による「Swivel」は、SolidNatureが提供する天然石を使用したチェアのインスタレーション。周囲のコンクリートやガラスと共に天然素材を並置することで、道行く人が歩みを止め、その場が活気づくようなストリートファニチャーを提供している。

▲「Swivel」
© Ed Reeve

▲© Ed Reeve

▲© Ed Reeve

LSI StoneStanton WilliamsWebb Yatesが手がける「Henge」は、新石器時代の石造りの建築物に着想を得たインスタレーションで、会場エリアで働く人、住む人、訪れる人を誘う、参加型の彫刻作品である。1億5000万年前のジュラ紀の石灰岩と大理石、カーボンゼロのリサイクル可能な素材でできているという。

▲「Henge」
© Mark Cocksedge

▲© Mark Cocksedge

▲© Mark Cocksedge

Sam Jacobの「20 Things」は、デザインがどこにでもあることを表現した展示である。ツアー参加者はデザイン目線でウェストロンドン地区を探索し、デヴィッド・ボウイ、ピンク・フロイドなどと関連した作品を見つけることができる。

▲「20 Things」
© Mark Cocksedge

▲© Mark Cocksedge

▲© Mark Cocksedge

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館では、関連イベントとしてコラボ展を開催。国際的に活躍する現代のデザイナーによるインスタレーションや展示を行っている。

▲「Plasticity」
© Victoria and Albert Museum, London

▲「R for Repair」
© Victoria and Albert Museum, London

そのほか、「Brompton Design District」では、「Make Yourself At Home(どうぞくつろいでください)」をテーマに若手デザイナーの作品を紹介。デザイナーは、私たちが「家」と呼ぶ場所と、これらの空間を変化させるうえでのデザインの役割について考えるそうだ。End

▲BETHAN LAURA WOOD + 1882 LTD – DISCO GOURDS
© Andy Stagg

▲Noom Studio – Gropius Bau Chair(Kateryna Sokolova)
© Andy Stagg

▲Martino Gamper & Friends – No Ordinary Home
© Andy Stagg